カタンの開拓者たち
基本情報
基本情報 | |
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原題 | Die Siedler von Catan |
発売年 | 1995年から |
対象年齢 | 10歳以上 |
プレイ人数 | 2人~4人 |
平均プレイ時間 | 40分から60分 |
発売価格 | 3200円ほど |
どんなゲーム?
ボードゲームの大定番!開拓と交易で自分の領地を開拓しろ!
世界中で大人気のカタンシリーズの元祖、それが「カタンの開拓者」です。
ゲームの概要は、カタン島の限られた領地をプレイヤー同士で取り合って行くというものです。プレイヤーは自分の領地から産出されたり、プレイヤー同士の交易したりして得られる資源を用いて街道や開拓地を建設して行きます。開拓地の建設などにはポイントが指定されており、10点先取したプレイヤーの1人勝ちです。
3-4人でプレイするゲームで、1回のプレイは60分くらいです。カタンは3人でプレイするときと4人でプレイするときでプレイ感が大きく変わるという特徴があります。陣取りゲームというゲームの性質上、4人でプレイすると一人当たりの領地が手狭になり自領地から取れる資源も偏るので、より交渉が大事になってくるでしょう。
ルールが少し複雑なのと、1回プレイしてみないと理解しづらいところがあるのでお手軽ゲームとは言い難いかもしれませんが、定番の名に恥じぬ奥深さと、シリーズ化されてることからも分かるように拡張性の高さを併せ持ったゲームと言えます。
ボードゲームに興味を持った人はまず遊んで欲しい作品です。
>>ざっくりルール
・プレイヤーは指定の順番にしたがって、ボード上に街道と開拓地のセットを2つおきます。
・2つ目に置いた開拓地に隣接する領地から得られる資源をゲーム開始前に獲得します。
・自分の手番でできることは次の通りです。
・サイコロを振る。(必ずやる)
・出た目の領地の頂点に開拓地のあるプレイヤーは領地に記載されている資源を獲得する。
・都市があるプレイヤーは2倍の資源をもらう。
・7が出た場合、盗賊のコマを今ある場所から別の領地に動かす(初期位置は砂漠)
・動かした先の領地の頂点に開拓地・都市のあるプレイヤーを1人選び、ランダムに1枚資源を奪う。
・盗賊のいる領地からは資源が産出されない。
・7が出た場合、8枚以上の手札を持つプレイヤーは手札が半分になるように資源を捨てなければならない。奇数の場合は切り捨て。
・資源を交換する。
・銀行と交換する。
・同じ種類の資源4枚と任意の資源1舞を交換する。
・港で交換する。(港に隣接する領地を持っている場合のみ)
・港に記載されているレートで資源を交換する。
・人と交換する。
・レートは交渉次第だが、手番プレイヤー以外同士の交換はできない。
・資源を使う。
・街道を作る。
・開拓地を作る
・都市を作る。
・発展カードを購入する。
・発展カードを使う。(1ターンに1回のみ)
・上記の手番を繰り返し行い、先に10点とったプレイヤーの勝利です。
・勝利ポイントは以下の通り。
・開拓地1点
・都市2点
・最大騎士力2点(発展カードの「騎士」を3枚以上使用したプレイヤーの中で、一番多くの騎士を使用したプレイヤーに付与)
・最長交易路2点(街道を5本以上繋げたプレイヤーの中で、一番街道が長く繋がっているプレイヤーに付与)
>>ざっくり攻略
このゲームを時始めるに当たってまず覚えなければならないのは、資源が出る期待値の高い領地を確保する、ということです笑
領地の数字は2-12まであるのですが、2の目が出る確率は6の目が出る確率の1/5です。どんなに欲しい資源でも12の領地だと1ゲームに2回くらいしかでないことも多いです。目が出なければ領地を持っていないのと等しいということです。
サイコロの目の期待値は
7(盗賊)>6,8>5,9>4,10>3,11>2,12
となります。
この期待値を踏まえた上で初期の配置を決定しなければいけません。
このゲームは最初の開拓地・街道の配置がかなり重要なゲームです。ここでミスると何もできないまま終わってしまいます。
ゲームの性質上、富めるものがさらに富むゲームなので、一度大幅に劣位に立たされると挽回するすべがありません。相手のプレイングを邪魔する手段は盗賊か開拓地、街道でのブロック、交易を行わない、くらいしかなく、相手が大量に領地を持っていると、相手に資源が流入するのを止めることはできないのです。
そういう意味でとても大事な初期配置なのですが、大きな戦略として2つあります。
1つ目は資源のバランスを取りつつ開拓地をたくさん作る戦略です。
初期位置でいい目の木材、れんがの出る領地を獲得し、街道建設、開拓地建設を狙います。まとめて狙えるポイントとして最大交易路を狙って行きます。勝利点としては開拓地3、都市2、最大交易路、が基本で随時発展カードのポイントなども狙います。
木材とれんが以外の資源については、バランスよく取れる(取れない資源がない)ように設置するのが基本です。資源は常に満遍なく持っておき、街道と開拓地を柔軟に建設できるようにします。
この戦略の欠点は初期位置で街道をうまく伸ばせない位置に追い込まれる(周りを他のプレイヤーに囲まれる)と、得点を伸ばす手段がなく木材とれんががあまってしまうということです。また、都市の建設は遅いので爆発力に欠けます。同じ戦略が二人いると最大交易路の取り合いとなり、不毛な街道建設合戦が始まります。
2つ目の戦略は、都市、発展カード戦略です。
初期位置でいい目の鉱山、小麦、ある程度の羊を確保し、木材、れんがは捨てます。
最初に建設してある二つの開拓地を速攻で都市に変え、資源を大量に入手、銀行や港との交易で足りない木材やれんがを購って街道や開拓地を広げて行きます。また、積極的に発展カードを購入し、最大騎士力、ポイントカードを取りに行きます。勝利点としては都市3、ポイントカード2、最大騎士力、のような形になると思います。
この戦略はどれだけ早く都市を作れるかにかかっています。早期に都市を作れればライバルプレイヤーの倍速で手を進めることができ、何もさせないまま勝てることもあります。
一方で手の広がりは遅く、資源の出る目は少ないため、初期位置の目が出ないと領地を広げられて苦戦を強いられます。また、発展カード頼みなところも強いので運ゲー要素が強まるのもポイントです。
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